健康診断以上発症未満を見える化する

生活習慣病は一度発症すると費用と時間をかけた継続的な治療が必要になるだけではなく、日々の仕事や生活自体にも大きな影響を与えます。生活習慣病を予防することは、個人及び企業にとって重要な課題です。一方で、生活習慣病のリスクがどれだけあるかは個人差が大きいため、誰にでも有効なアドバイスを行おうとすると、内容はどうしても一般的なものになってしまいます。そこで役立つのがこの未来の健康診断です。1年分の健康診断の結果から、今後生活習慣病を発症する可能性がある高リスク者を抽出することで、より効果的・効率的な保健指導が行えるようになります。

未来の健康診断とは

未来の健康診断とは、直近1回分の定期健康診断の結果から、今後1~6年先の生活習慣病のリスクを0~100%の数値で予測するサービスです。対象となる疾病は、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、腎機能障害、肝機能障害、肥満症の6種類です。

<予測方法>
東芝デジタルソリューションズ株式会社が開発した疾病リスク予測AIを使用します。約20万人7年分の健診・レセプトデータを学習したAIが、今後1~6年先に対象としている生活習慣病に関連する検査項目が異常となる確率を0~100%の数値で予測します。〔実績例:3年以内の糖尿病発症リスク予測精度は96%を達成〕

個人のお客様へ

未来の健康診断は個人でお申込みいただくことが可能です。1年分の健康診断書から今後の生活習慣病のリスクを分析することができます。またご要望に応じて、管理栄養士による食事の改善に関するアドバイスとフォローを毎月実施し、次回の健康診断で数値が改善するサポートを行うことができます。

活用法方法①:高リスク者の抽出

健康診断がB判定でも、人によって疾病リスクが大きく異なる可能性があります。高リスク者を抽出し、対象になった方には生活習慣の見直しを促し、個人の状況に合った保健指導を行うことで、C判定への移行を防ぎ、A判定へ戻していきませんか。

活用法方法②:健康経営における重点取組項目の確定

未来の健康診断によって、組織全体としてどのような生活習慣病に対してリスクが高いのか、知ることができるようになります。これは健康経営において重点取組み項目を決める際になどに役立ちます。また個人でも生活習慣病のリスクを具体的な数値で知ることで、より健康を意識した生活を送るきっかけになります。

Q&A:よくあるご質問

Q:分析結果の数値の根拠は分かりますか。
A:分析結果の数値はAIが大量のデータを学習して導き出したものであり、どの検査項目が結果の数値に影響を与えたかについて、明示することが難しい仕組みとなっております。一方で、特殊な検査値を使うことなく、定期健康診断の結果から高精度なリスク分析をできるようにした点で、簡単かつ継続的に使いやすいサービスとなっております。

Q:組織全体ではなく一部の従業員のみを対象にした分析は可能でしょうか。
A:もちろん可能です。

Q:個人名は分析に必要でしょうか。
A:不要です。データご提供時に個人名は番号等に変更していただいて問題ございません。

体調不良者を早期発見する取組みとして

組織全体全体で体調と睡眠状況を把握し、体調不良者の早期発見やコミュニケーション活性化に使える仕組みはこちら。
医務室・保健室のための従業員「体調&睡眠」状況チェックシステム